”はなのすきなうし”
岩波書店、初版は昭和29年。
私が持っているのは昭和44年の11刷発行のもの。
もう少し後の11月生まれの私。
丑年生まれで多分、他の子供達よりもだいぶんとスローな私に
恐らく家族が与えたのだろう。。
カバーはまさかのピンクレディシャワランでまだ手元にある。
これは、棺に入れてほしい一冊。
フェルディナンド(絵本の日本語版ではフェルジナンド)の
自由でスローな感じは私に近くて
実は本当に最初に読んだのは小さすぎて覚えていない。
大きくなってから温めて読んだ。
フェルディナンドのお母さん牛が
私の母のようで、私の母も数少なく私を受け入れて理解しようと
してくれる貴重な人である。
と、思っていたら同じような事を落合恵子さんが書いていたよう。
絶版で古本でしかないのかと思っていたところ調べてみるとまだ
出版されているみたい!
日本には素敵な出版社が沢山あります。
大なり小なり、書籍が好きな人がいて
会わなくとも遠からずなのかな。
とにかく、
私は本が好き
絵が好き
陶器が好き
映画が好きで
花の匂いを嗅ぐのが好きです。
木や葉っぱや土の匂いも好きです。
海の匂いも山の匂いも
雨の匂いも
卵焼きの匂いも。
感覚で味わう感触。
言葉に上手くできないのに
言葉を追い求めているみたい。
むかーしむかし、
小学校一年生の時の図画工作の授業で描いた
薔薇の花を今でも覚えている。
私に出来ることだ
と初めて認識した、絵を描くこと。
そんなことを思い出して描いたフェルディナンドと薔薇。
フェルディナンドのように最後までいけたら。
"Cow sniffing flowers" image from Ferdinand. I love books. |
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