2021年8月29日日曜日

Summer vacation picture diary

 

行き当たりばったりの私にも

波は当然訪れる。

小波も大波も、

現実も想像も関係無く。


調子に乗るな、と祖母に叱られた記憶がお札のように張り付いている。


動ける時を静かに待つ。


自分だけの世界は広いようでいてとても狭い。

ちょっと窓を開けて、新鮮で強くて優しい空気に触れて

ほっとする時がある。



何でもないすごく小さな事も在りにしてくれる

こーゆー事を優しく共有できる友人と家族がいてくれる。


まだ、これから

行けるところまで


好きな人と好きな事を



夏休みももう終わり。

私達大人の夏休みはとっくに終わっているのだけれど

8月は夏休みと相場が決まっているのだ。


ずっと前に京都の大山崎美術館でロベール・クートラスに出会った。

ものすごく共感できて素敵な企画展だったのを覚えてる。


ロベール・クートラスを思いながら

小さな絵をずっと描いた。

その内の一つを夏休み最後の絵日記に。


毎日絵を描いて器を作って

お天気に一喜一憂しながら

旬のものを頂いて

日が昇ったら起きて、陽が落ちたら夜を楽しみながら

静かに眠る。


そんなのがいいな。







Unexpected deep green.
The flip side was more dramatic..

There is a person on my side who understands this. happy.
With people who like what they like.



”French toast of my husband... I painted this, feel like a flip side of Robert Coutelas.
That's my joy.












2021年8月24日火曜日

Memories of Nagasaki

 

長崎を一人旅したことがある。


随分と前。

新幹線が好きな私は博多まで新幹線に乗って、

そこから特急に乗り換えて長崎へ。

床張りで黒い皮シートの居心地の良い車両を

1人でのんびり満喫しながら結構な時間を

長崎まで過ごした。


暑い7月だったと思う。

小振りながらも犇く様に色々なお店がある。

路面電車に乗って近く遠く。


JRのフリーペーパーで見た長崎が凄く好みで

早速その通りに温素麺を食べに坂道の途中にある店を目指す。

途中、バス停で見知らぬ地元の女性に話しかけられた。

どうして長崎に?

私はJRのチラシをきっかけに

改めてキリシタンの教会、風土と食に興味を持ってと

素直に話したら、その女性は珍しいととても喜んでくれた。


それから一人旅の珍道中は続く。

後で思い返すとよく無事であったと

嫌なことも良いことも。


砂浜が緑色の野母崎の海。

何処かの山の中にあるお祈りの場所とマリア様。


昼間なのに赤いグラスランプの印象的な教会。

耳鳴りが止らなくてわんわんしていた。

昔々の讃美歌が

私の耳の奥で鳴り響いていたのかもしれない。


ある坂道の教会では

神戸で働いていたのよ、という女性に出会った。

私はその店を知っていて、もちろん買ったこともある。

その当時も、今ではもう無いのだけれど。

もしかしたら会っていたのかもしれないなと話した気がする。


長崎の美術館でみたスペインの女性作家の作品が

素敵だったから今でも覚えている。

たしか、蝋をつかって花を描いたり、透き通りながら強いオレンジと赤が印象的だった。


それから夕涼みがてら夜の街を散策しつつ

胡麻がたっぷりのおじやや

はじめてうちわ海老というのをいただいた。


とっても、美味しかった。



東京で産まれて、神戸に来た私は

たまたま父が知り合いであったシスターのいる

クリスチャン系の幼稚園に通った。

それから偶然だか高校もクリスチャン系でミサや宗教の授業がありつつ

家ではお仏壇に手を合わせていた。


日本の八百万の神様はとても身近。

お地蔵さんは至る所で私達に近く寄り添って在る。



神戸には神社仏閣を始め、様々な国々の人々と宗教施設が一緒に存在している。

直接出会っていなくとも、知らなくとも、同じ街に一緒に暮らしているミラクルが

当たり前で居心地が良い。

大人になって、そんなふうに過ごせる様になった。

あたりまえ

について話すと長くなるけど

当たり前で無いから当たり前なので

兎に角、

大切な時を過ごしている。



旅の記憶に戻る

長崎は坂道が多くて海が近い、ちょっとだけ神戸に近い気がした。


また行きたい印象的な場所の一つ。

今度は五島列島まで足を伸ばせたら素敵だろうな。



”Memories of Nagasaki"
I don't remember where, but when I just stood in a red lamp and
 a stained glass light at a church in the mountains at Nagasaki.
Many years ago..., it is good memory.








2021年8月14日土曜日

A place with holy water and silk tree flowers in the forest

 

夏のダメージをダイレクトに受けて

どうしてだか、どうにもなこの頃だったのだけど

久々にスペインの友人からVacacionesの

素敵な写真が届いた。


青が濃いい。


空気もきっと濃いのだろうな

まだ行ったことがない憧れの地だから

わからないけれど

空も緑も空気の濃い色を惜しげもなく

発しているのが気持ち良くて

すーっと夏のダメージを拭い去ってくれるかのよう。


スペインの青色はまだ手にしたことが無い。

水彩色鉛筆のスペインの青色があれば

あぁ、と思いながらその青色を重ねれるのかな。

それぞれの国にそれぞれの光の反射で見える色がある。

いいなぁ。


私達夫婦の始まりの樹の花は合歓の木。

今日は、久々に歩いてその合歓の木にお花が沢山咲いているのに

会った。

そういえば、私が初めて合歓の花の魅力を知ったのは

友人のお家に泊まりに行った時に、彼女が大切にしている鉢植えの

合歓の花が満開だったのに会って

なんて不思議な花を咲かせる樹なんだろうと

ぼんやり釘付けになった時。


偶然にも今日、久々に彼女に会った。

いつも飾らない素敵な人。



十年以上の時が経ったのを改めて知った。

変わらないように思っていたことも

結構変わってきているものなのだ。

気づくか気づかないかの事も。

見て見ぬふりをしていることも。

この先をどう過ごしていくのかも。


その時が来たら

どれだけの動きが出来るのかな



今日は

合歓の木の満開のお花が咲く森の奥深くで

聖水が湧く場所の一時を

気づいたら描いていたみたい。


雨のお盆が過ぎてゆく。




"A place with holy water and silk tree flowers in the forest"



"Moment at restaurant before the sunset"

 I drew with respect for the pilgrimage route.  News from Spain from my friend.

Wipe off the summer damage a landscape of deep exotic air.
Think of the distant sky.



2021年8月11日水曜日

Sardine dreams

 

夏バテ気味なのか

ダメージが大きくて

上手く思考も行動も出来ない。。

そんな時に久々にスペインの友人から

吸い込まれそうな青い景色の便りが届いた。


なんて素敵な青。

一日眺めて夕食後にやっと筆を動かした。

それから香ばしい香りが伝わってくるような

鰯のグリルとパン。


うーーーん、

旅に出たい。


まだ少し残っている力で絵を描く。



いつか、まだ見ぬヨーロッパ、

スペインを通ってポルトガルまで。

憧れのいろいろな場所へ

旅することが叶いますように。






”Vigo at Galicia"
After a long time, I painted and received a photo letter from a friend in Spain.
Blue that seems to be inhaled...
I wonder and hope, if we can go someday.



"-with grilled sardine sandwich-"
Baked sardines and bread that look delicious to the aroma.
Imagine a dreamlike moment.









2021年8月9日月曜日

One summer day when memories intersect

 

暑すぎるせいだか

光の反射が濃くて眩しすぎるせいだか

全ての物事が遠いようなこの頃。



8月は広島と長崎と終戦記念日がある。


色んな事があって訪れて過ぎてゆく。

良いことも悪いこともいやがおうでも

自分に刻み込まれてゆく。




耳の調子があまり良くないのと

蚊にかまれた後がいつまでも痒い。

時々ふと我に返るように

”腹に力を”

と、目の前にあることにフォーカスする。


そんなで日々が過ぎてゆく。


最近は夫がHummusやBabaganoushやTzatziki

と言ったギリシャ料理かな、とにかく

夏に美味しいお料理を作ってくれる。

それから、この季節はベランダコンポストの植物が大活躍。

フレッシュバジルを贅沢に使ってバジリコソースを作ったり、

赤紫蘇を煮だして紫蘇シロップを大量に作ったり。

暑い昼下がりに炭酸で割ってグビグビと夫婦で飲んだ。

夏の楽しみ。


夕食後に今年初めて収穫したミントが半分乾燥していたので

紅茶に混ぜてミントティーに。

すーーッとした良い香り。


季節のものは輝くような息吹を放っていて

とてもありがたく頂いた。

私の中で、この夏の息吹が循環してくれる。


いろいろ無いようでいろいろ在った一週間を思い出しながら

ヒエロニムス・ボスの絵を眺め過ぎてか

嬉しい収穫と出来事を描いたらこんな風な絵日記になった。


台風が通り過ぎた後の今夜は

風が心地良くて

遠くに耳鳴りみたいに虫の声が聴こえている。



”One summer day when memories intersect"

Thank you again for the breath of summer from the veranda compost this year.
Maybe it's because I've been looking at Hieronymus Bosch book ever since I got it...
I drew it in retrospect of the week that seemed to be absent.

Love and Peace.


We made Home made Shiso-Juice!!
So nice feeling. It's very comfortable to eat and smell and feel seasonal foods.
The breath of summer circulates in me.
Thanks.





















2021年8月1日日曜日

Sign


 宝物を見せてもらった。


ずっと行こうと思っていた古本市が始まっていて

帰り道にふと立ち寄った。

夫が好きな作家の本の翻訳版を見つけて

その作家の誕生日は私と同じらしくものすごく迷いながら

ふと見上げるとヒエロニムス・ボスの本がそこに。

これは、買い。

と手にして物色していると思わず隣に知った人が。


Wさんは神戸では犬も歩けば棒にあたる位に知る人は

皆知っているような絵描きさんで

私の初めての個展から知り合ってだいぶんと経つ。

あんまりにも久しぶりだったので話がはずんで

(と言ってもほとんどがお話を聞いていたのだけど。。)

とっておきのお話と宝物を見せてもらった。



どうして表現したいのか。



私の内側の時間の流れがそれに添うようで


そこにある景色は一体どう私にみえるのだろう



あんまり上手く話せなくて

後々考えると違うような事もある。

或いは話せば話すほど辿り着けずにいる事も。


楽しむこと。



言葉はとても大切な気持ちを伝えるものなのに

未だにあんまり上手く使えていない。





私が描いたその日の絵日記は

今までにもらった好きな言葉やいろいろを滲ませた。

もっと沢山の言葉を知っていたように思うけれど

いざとなるとすっかり忘れてしまっている。


思い出せないだけで覚えていることが

どれだけ多いことだろう。





”Sign"
Today's my paint diary.
I was shown the treasure from one artist.

 Where does my element come from?
I praised my favorite word.
I thought I knew more words, but I completely forgot.

Remember just because I can't remember.




Get your comfortable

二年経って、私的な日記を綴ります。 もしも何処かの空の下で目にして下さるならば どうかそっと。 いつも私の英文チェックをしてくれて、 いい場所を見つけたら”chasing yuko.(my first yuko)”の写真を撮ってくれたものでした。 LinkにあるHusband の...