と、おもう。
できるだけ心がけて、工夫して、
日々の営みを包み込むように
心地よい場所に住まう。
私が産まれた家は東京の下町。
二歳になる前に関西に住まうことになったので
記憶は全く無い。
大人になって其の辺りを再訪したけれどやっぱり覚えていなくて
でも何故だかノスタルジックで不思議な気持ちになった。
そして、関西で育った家は平屋の一戸建て借家。
古い佇まいの美しい物たちと民藝、工芸の器や籠や置物。
井草の混ざった塗り壁。襖と障子だけのしきり。
古い日本家屋の薄暗い部屋灯りと大人に囲まれた暮らし。
家の中は陽当たりがほとんどなかったけれど
お庭は沢山の息吹に溢れていて、縁側からの眺めは素敵だった。
ミモザ、南天、柊、月桂樹、百日紅、竹林。。。
どちらの家も今は存在していない。
大人になって、小さい規模でも自分で暮らしを楽しむように心がける。
初めて一人暮らしをした部屋はあり得ないくらい狭くて北向きだったけど、
バルコニーだけは広くて坂の町を下から一望できる景色に、
台所の窓からは特等席で月が見えた。
そして今は、
三角形の空が見守る、静かな部屋に夫婦で暮らす。
どうせ家にいるならもっと快適に
いろいろと燃費の良くない私達の暮らしに
友人達からの温かい気持ち。
使っていなかった部屋を一掃して、明るい暮らしに近づいてゆく。
大事にします。
ありがとう。
”Rest on the sofa...” The sofa I admired last spring. Miracle cycle.. The time has come to enrich our home. |
Thank you. We try doing cherish our life. |
"Thank you" |
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