忘れられない映画
"Diva"
ジャン・ジャック・べネックス監督。
前にも書いたけれど
まるで自分の内側を浄化するかのように
猫がそれまでを無かった事と毛繕いするように
この映画のサントラを繰り返し聴いてきた。
映画は見るたびにその青彩が私に染み込んで来るような
美しい真珠のような映像の記憶。
今朝のニュースで数日前にべネックス監督が永遠に旅立ったと知って
当時買ったCDを久々に開けてみる。
あの白く輝くドレスと
天から降り注ぐような声と
Innocent な物語。
たまにバケットにバターを塗って食べたくなるのは
この映画から。
衝動的に即興で描いた。
それから
今日は、とんど焼きの前に近所の神社の神様にお参り。
それから
ずっと、映画館で再観したかった”ベルリン天使の歌”へ。
4Kデジタルリマスター版というのか
観たかった世界がそこに。だけれど、、
私にとって印象的な図書館のビルの外観と朝日か夕陽を待つ天使のシーンは
見ることが出来なかった。
あの幻想的なシーンはもう、永遠に観れないのかもしれない。
と、思うと、
やはり映画館で上映される時はまた、もしかしたらと
出会いに行きたいと思わせられる。
だけれども
何度見てもその世界へ戻り
見る度にその詩にあぁ、と時にはハッとする。
新月の夜は決断の時。
エンドクレジットの時には滔々と涙が溢れていた。
それから
たまたま見つけた台湾料理のお店でお昼ご飯。
度々、年末年始を台南で過ごしていた私達に
優しいお店でニコニコしてお腹一杯。
お店を出るとまるで天使の羽の様な雲が浮かんでいた。
午後からはギャラリー島田で津高さんと堀尾さんの展示会へ。
津高さんの絵の前で
私はただ涙が出てくるのだった。
それから
友人のお店に寄り道して変わらない笑顔に暖かい時間を過ごす。
映画を噛み締めながら
美味しくてお腹いっぱいだからか
友人と和みながら
追悼の気持ちが飛んだのか
それから
見上げれば虹、そして月。
神社も教会もモスクもシナゴーグも美術館も図書館も高架下も学校も
Barも保育園もラヴホテルも
一緒の街にあるコスモポリタンカオスの居心地の良さ。
だけれど夫曰く
“チーズとだし巻き卵は一緒に食べない”
らしい。。
全ては変わってゆくのだけれど。
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