ギリシャの白と青の街角の猫ばかりの写真集を
学生時代に元町の丸善書店で買って
引っ越しの度に何年も連れ添っている。
岩合さんの世界の猫達に出会ったのはもっとずっと後
どの猫も飾る事なくあるがままの姿に
きゅんと心臓の奥が鳴る。
猫と一緒に生活したことは今まで一度も無い。
だけどもしなやかで凛として
喧嘩に負けた後は傷を負った武士のよう
あるいは全て甘くうっとりとした眠気と感覚を味わう
その姿に言葉も無く見惚れてしまう。
パリステキサスのRy Cooderを聴きながら
淡い西陽が頬にさすがままに
ダイニングテーブルで過ごす代わり映えのしない今日。
小骨が喉に刺さるように
何かがひっかかる。
ニャンコのように凛と潔くいてたい
腹に力をいれて、風を受ける。
そこから。
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