春霞のぼんやりした空を眺めながら
何か楽しい事をーーーと計画して、
友人に髪を切ってもらった。
思いの外、すっきり!
重たかった腰も軽くなって、急に旅に出たくなった。
腰が痛いから豆皿ばかりを作ろうと思っていたところ
急にちょっと大きな器を挽きたくなって、轆轤を回す。
伸びやかなラーメン鉢が出来た。
久しぶりの電動轆轤と新しい髪型が
嬉しくてにこにこして過ごした週末。
それから
一緒に蕎麦をすすった。
これまた久しぶりで楽しく味わう。
居心地の良い友人と過ごすとても大切な時間。
何かしら変化がくるのかと構えていたのだけど、
自分が何かを変えたかったのか
とってもしっくりきた。
そんな日に新作が出来上がっていた。
彫りのあるお皿を作りたくなって
小皿に模様を入れ込んだもの。
ガラス質の釉薬の魅力は
油絵や水彩にも似ている。
奥へ奥へと思考する、記憶の層のように。
素材を活かして
表現する人々の試行錯誤をなんとなく感じながら
自分仕様、目分で作りつづけている日々。
いつも出来上がりのサプライズを楽しみにしている。
最後は窯詰を友人に委ねて
窯の炎と土の神様に委ねて待つ。
深いガラス質の釉薬に閉じ込められた
記憶みたいな彩りが出て、とても嬉しい。
形には意味があるような気がする。
円が一番好きではあるけれど、
三角形や六角形や八角形の不思議なパワーのある形を
時々、なぞるように作る。
ふむ、彫りのある大皿も作りたくなってきた。
緑色に沈み込みたくなる。
初夏が待ち遠しい。
”Hexagon in hands” New product of small plate. |
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