いつもの帰り道。
信号待ちで見上げた夕方の空
鯨みたいな雲と巨大な人の顔みたいな雲が
ゆったりと浮かんで流れていった。
もうすぐ陽が落ちる少し前で
まだ地面に近い空は薄薔薇色から青に滲むところ。
浮かぶ雲は濃い紺と墨混じりのしっとりとした形。
しばし見惚れて立ち尽くしていた。
先日、映像で雪の中の街灯を見た。
少しオレンジがかった暖かい街灯の光が
雪ばかりの道をほんのりした灯りで確かに照らしていて
お話しの中の一場面のようにとても印象的だった。
なのに描かずにいて
この夕方の空に出会って
探す様に描いた。
寒くてもう、うんざり冷え切っている中に
ちらほらと温もりを探しながら暖かくなるのをひたすら待っている。
叶う事なら飛行機でぴゅいっと
何処か暖かくて居心地の良い所へ
旅に出たいなぁ
夢見るばかり
今行ってみたいのは南フランス。
ゴッホとゴーギャンが滞在したアルルからもっと下って
ニースからコルシカ島や
スペインに隣接する地方まで。
その辺りは山へも海へも
まるで神戸の様な立地で
いつか滞在する事が叶うならば
もしかしたら住みたい
と、思える場所なのかも知れない。
そのような事を想い描いて雲を見上げる。
冬のある日の絵日記。
"Whale cloud and giant face cloud at Yamate-Kansen in Kobe." I saw this sky few days ago, on the way home. Than I draw it on the Dining table at home, listening The Kinks songs. |
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