2021年11月14日日曜日

Listen to the sounds coming down from space --today--


また、一つ大人っぽく歳を重ねた。


数少ない友人から暖かい気持ちが届いて

一層冬に近づく気配の下で寒さを楽しもうと試みる。

かたじけないとありがとうの狭間に座る。


11月とはそのような月。


若い時は泣くことが嫌いだった。

泣かない美学を貫こうとしていた。

だけど、

魂を揺さぶられるような事が人生には度々訪れて

泣くしかない事もほんの少しだけわかった気がする。

けれど、多分分かった気がするだけで

いつもそんなことは予想を遥かに上回って訪れるのだろう。


11月の所々厚い雲と遠い青空の下、

窓から差し込む明かりは

少し穏やかで柔らかいグレイを含んでいる。

最近は美しい響きを求めて

交響曲やピアノばかりを聴いている。

フジコさんや辻井さんの奏でる音は素晴らしい。


前にも書いた気がするけれど

震災の後、映画DIVAの身体の芯を響かせるオペラ歌手の声を

ずっとずっと聴いていた。


今の私は

ちょっと、その様なもしかしたら

自分が思うより振り切っている状態なのかもしれない

と、どこかで漂いながらの日々。


雲の形を追いかけるように

空を見上げて

今日を生きて明日へ向かう。



”Resonates in the moonlight of Japan"
While listening Beethoven's "Moonlight Sonata"




0 件のコメント:

コメントを投稿

Get your comfortable

二年経って、私的な日記を綴ります。 もしも何処かの空の下で目にして下さるならば どうかそっと。 いつも私の英文チェックをしてくれて、 いい場所を見つけたら”chasing yuko.(my first yuko)”の写真を撮ってくれたものでした。 LinkにあるHusband の...