新しい生活が始まって一週間。
全く、何が起こるかわからない人生。
思いの外、優しさに溢れている日常を
気持ちを引き締めなおして作り出していけるかもしれない。
そんな可能性にかけて、日々努めていこうと思えた。
ガス欠しないように
好きな事と、好きな人と、
内側に流れる時間を潤わせるのは今まで以上に大切にしたい。
慣れない靴に靴擦れを作ってしまった帰宅途中に
偶然知り合いのアーティストに出会って少しの立ち話でとても和んだ帰り道。
ウォレス・バーマンの名前を教えてもらって50年代から60年代に思いを馳せる。
鋭い感性がいたるところで火花を散らし人々が生きていた時代。
私が産まれる少し前の、憧れの時代。
形は違えど人々の営みは今でもつづいている。
最近はシモーヌ・ヴェイユを読んでいるのですが、
難しくて難しくて。
だけれど彼女もまたとても鋭い感性でむき出しで生きていた人。
時代にそぐかそぐわないかで”その人”の在り様は全く変わってくる。
私としては、私的過ぎる私的な枠で過ごしているので
どちらにもあてはまらない凡庸の中といえる。
まぁしかし、
普通て何が普通やねん、屋根が違えば全部違う世界やないか。
とも思うし、先にも書いたけれど
其処は自由を謳歌して
時代や光の速さに影響されながらも、
全部とっぱらって自分の思いの及ばない所から来る
何かを私というフィルターを通して表現してゆく。
いったい表現したいのかどうかも分からなくなる時があるけれど
子供の頃から続くやめられないことだから傾向のようなものなのだろうか。
可視化するのだけれど、みえないものも含まれていて
ものすごく解りにくいかもしれないけれど
私にしか出来ないもので
真実という美しい響きや波動のようなもの、があればよいなぁ。
暑すぎるし、台風が近づいているし、生活スタイルが一変したしで
少し混乱気味かもしれないけれど
基盤はいつもそこにある。
そういえば
「だいじょうぶ」という言葉が使い方によって
震災後に疎ましがられた頃があったけれど、私は
「だいじょうぶ」という言葉に何度助けられたかわからない。
皆、無事で
皆、元気で
いつも願うこの言葉。
台風の被害がありませんように。
皆が「だいじょうぶ」でありますように。
それから心が潤っていてよい風がふきますように。
2020年9月5日土曜日
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